レストランでいただくことがほとんどのフランスワイン。その選び方は慣れると意外と簡単です。私の場合は1本ならブルゴーニュの赤と決めています。村は主に4つ。その中でも今まで頂いて美味しかった造り手の名前を憶えて置き、そのワインを探します。また、熟成感の高いワインが好きなので、10年以上経過したもの、その中で予算に合わせて選びます。

ブルゴーニュのワイン

やはりフランスワインを代表するのはボルドーとブルゴーニュ。その味わいは対照的です。ブルゴーニュはブドウ品種が白はほとんどがシャルドネ、赤はピノ・ノワールを使ったものが大半です。繊細なフレンチには素晴らしいブルゴーニュを合わせたいものです。ただ、お値段はかなり張ります。村で味を覚えていきます。赤(ピノノワール)で代表的な村はジャヴレイ・シャンベルタン村、モレ・サンドニ村、ニュイサンジョルジュ村、シャンボールミュジニー村の4つです。ほかにもたくさん良いものがありますが、まずはこの4つを憶えておきましょう。

比較的力強い味わいのジャヴレイ・シャンベルタン村。なかでもDomaine Ponso(ポンソ)はおすすめの造り手。ほかにはDugat(クロード・デュガ)、Denis Morte(ドニモルテ)、Serafin(セラファン)も良い。
少し価格がこなれているが香り高く、骨格もしっかりとした、素晴らしいワインが多いのがニュイサンジョルジュ村。Domaine Perrot Minot(ペロミノ)が好きな造り手。ほかにはアンリ・グージュHenri Gougesも良い。
モレサンドニ村を代表するドメーヌ・デュジャック(Dujac) この村はジャヴレイ・シャンベルタン村とシャンボールミュジニー村の間にあり5つのグランクリュを持つ。リニエH.Lignier, ペロミノPerrot-Minot, ポンソPonsot, ルソーRousseau, ルーミエRoumieなどの造り手が良い。
4つの村の中では、もっともエレガントで優しい味わいのシャンボールミュジニー村。Groffier(グロフィエ)も良い造り手です。ほかにHudelot-Noelatユドロ・ノエラ,jadotルイジャド,Mugneretミュニレ,Roumierルーミエ,de Vogueドゥヴォギエなどを憶えておきたい。

ボルドーのワイン

フランスワインの女王がブルゴーニュなら、王様はボルドー。カベルネソーヴィニヨンとメルローが主体のボルドーワインは一級から五級まで定まっており、価格もほぼ安定しています。逆に言うと掘り出し物が見つけにくいワインでもあります。

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