甘さが違う!「利平栗の栗ご飯」

やはり秋は栗ご飯。利平栗は天津甘栗の品種と日本の栗を交配させた品種で、甘味があってオススメです。ポイントは栗の皮を剥くときに30分くらい沸騰させたあと火を消したお湯に漬けて、半分くらい茹でた状態にすることです。生のまま土鍋で炊くと、半生になることがあります。そうすると甘みが引き出せなくなります。特に土鍋で炊くとなると加熱時間が少ないので、あらかじめ栗にはある程度火を入れて甘みを引き出しておくことが重要です。
【材料】(2合分)
利平栗(なければ普通の栗)17-20個くらい、米2合(あれば1/3をもち米で)、みりん、酒、塩、だしの素
①湯を沸かして沸騰したら火を止め、栗を熱湯につける。30分くらいつけておく。
②米を研ぎ、30分くらいざるにあげておく。もち米があれば1/3くらい混ぜると美味しい。
③包丁で鬼皮を剥く。この時、おしりの部分をまずカットすると剥きやすい。

④さらに渋皮を剥いていきます。ちょっと面倒ですが、平らな面があれば一気に落とし、あとはカーブに合わせて向いていきます。大根のかつら剥きみたいですね。最初は大雑把に剥いて、最後に小さく残った渋皮の残りを取ります。あまり神経質に取らなくても、意外と食べても気になりません。

⑤だし汁400㏄に塩小さじ1,みりん大さじ2,酒大さじ2を加えて一度煮たててからさます。
⑥鍋に米を入れ、⑤のうち400㏄分(煮たてて少し減っていることが多い)を加えて、④の栗を並べます。

⑦やや強火(最強よりちょっと弱め)で火にかけて強く蒸気がでてきたら1分で火を最弱に落とします。最弱の火で10分炊いたら火を止めます。火を止めてから10分蒸らして完成です。土鍋の種類によっても時間は変わると思いますが、うちの鍋であれば最初の強火で勢いよく蒸気が出るまで約7分。その後1分程度そのままにしてから最弱の弱火で10分、止めて10分なので合計28分くらいで仕上がります。おこげは強く蒸気が出てきて1分のところでできるので、おこげが嫌ならこの1分を20-30秒くらいにして早めに火を弱めます。最弱に火を落とす時に、やや強めの火だと結構焦げるので注意してください。
今日は手作りがんもをおかずに添えました。

手作りがんもの作り方はこちら。

メインデッシュはヒレステーキ。